303号(第53巻第3号 2003年6月)

論文
菱沼 一憲 「大和国平野殿庄の庄領と構造」
廣本 祥子 「下野国那須岳白湯山信仰に関する近世の総論について」
真下 八雄 「慶長七年丹後惣検地の地域的差違について」
第44回日本史関係卒業論文発表会要旨
河西美由紀 「馬の生産・貢上からみた古代甲斐国」
坂田 敏行 「瓦塔の設立とその意趣―八・九世紀を中心に―」
樋口 育子 「仁和寺御室と孔雀経法」
一箭 義貴 「奥州清原氏―その成長と限界について―」
大澤  泉 「鎌倉幕府による武蔵国支配の過程」
関谷 岳司 「室町幕府評定・評定衆の基礎的研究」
川島ちづる 「木曽氏にみる戦国領主の一形態―「はざま」における義昌の苦悩―」
小佐野浅子 「武田領国体制下における国人小山田氏と郡内の在地勢力」
荒上 和人 「戦国期武田氏の領国支配構造について―駿河・遠江における国衆統制からの検討―」」
山本 邦一 「遠州における武田・徳川の攻防」
外山 清士 「中世東国における商人の活動」
宮前  功 「北条氏邦の家臣団構造」
近藤 祐介 「戦国期関東の山伏支配における幸手不動院の位置について―古河公方・後北条氏との関係を中心に―」
大嶋 陽一 「江戸城御城坊主に関する一考察」
高垣 亜矢 「金沢周辺における賤民とその周縁―非人を中心として―」
松崎 瑠美 「近世武家の女性―仙台藩を中心に―」
氷室 史子 「近世中期における将軍姫君の婚姻―綱吉養女竹姫を中心に―」
内城 正登 「享保~天明期の政局―側近と老中の勢力バランスに関する考察―」
尾形 優子 「近世思想史における上田秋成―「白峯」成立をめぐって―」
厚村 亮太 「加賀藩と元治の変―最上級家臣・奥村栄通史料の分析を中心に―」
藤方 博之 「近世武士の婚姻と「家」―小田原藩大久保氏家臣団を事例に―」」
井上 拓巳 「「密荷」仙台藩の商品流通」
矢野 奈苗 「近世後期大阪天満宮の社地経営について―茶屋を中心に―」
大高 純一 「那珂川上流域河岸の展開と矢倉河岸の経営」
高橋 信拓 「近世後期の代官多羅尾氏と信楽代官所―代々代官・代官所役人の性格について―」
藤井 綾子 「近世近江における龍神信仰について―龍骨の発見をめぐって―」
長田 純佳 「近世の村落における宗教者―甲斐国都留郡上吉田村を例に―」
宇都宮俊之 「結節としての『朝鮮』―日清戦中期以降における福沢諭吉の朝鮮論―」
尾崎いくみ 「八王子の屠場市営化と都市経営―昭和初期における公益企業の公営化と中小都市―」
工藤 圭介 「経済更正運動と満州分村計画」
展示批評
西海 賢二 「『豊かさの研究―石器時代から見る未開と文明展』によせて」
動向 日本学術会議
松尾 正人 「第十八期学術会議報告(六)」
研究例会報告要旨
佐藤 孝之 「第53回(東京)大会を振り返って」
中野 光浩 「鳴物停止令と東照宮祭礼」