2023 館林大会 『〝川合〟と「里沼」-利根川・渡良瀬川合流域の歴史像-』
利根川・渡良瀬川二大河川に挟まれた地域を〝川合(かわあい)〟と呼称し、その水場景観「里沼(さとぬま)」の歴史像を実証的に明らかにする―。本書は、地方史研究協議会第73回(館林)大会の成果を、当日の公開講演・共通論題研究発表をもとにまとめたものである。
2024年10月19日刊行/A5判上製/268頁
定価 7,480円(税込)
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【目次】
序文(久保田昌希)
刊行にあたって(大会成果論集刊行特別委員会)
Ⅰ 拠点・領域認識の形成
〝川合〟における古代の交通と開発―利根川・渡良瀬川流域を事例に―(高橋人夢)
〝川合〟の在地領主―利根川・渡良瀬川合流域の拠点形成―(長谷川明則)
近世治水政策の地域的対応と地域意識―館林領普請組合の成立伝承を視点に―(小嶋 圭)
Ⅱ 生業の諸相と産業発展
葭・藻草・泥の採取と沼の「環境」―一九世紀中葉~二〇世紀初頭を中心に―(坂本達彦)
戦間期における小麦生産と製粉業の発展―利根川・渡良瀬川合流域を中心に―(高柳友彦)
水田の多様性と農業の変化―館林市域の事例から―(永島政彦)
Ⅲ 環境変容と住民意識
消えた沼、残った沼―近世館林の沼事情―(佐藤孝之)
足尾鉱毒反対運動と〝川合〟・「里沼」地域―旧谷中村を中心に(中嶋久人)
水場の文化的景観にみる住民の大水対応と意識―国選定重要文化的景観地域の板倉町を中心として―(宮田裕紀枝)
‶川合〟の町の地域研究―「里沼」の前と後―(前澤和之)
第七三回(館林)大会の記録(大会成果論集刊行特別委員会)
執筆者紹介