2022 三重大会『“出入り”の地域史―求心・醸成・発信からみる三重―』

三重は自然環境や地政学的位置により、求心力・醸成力・発信力に基づく特有の地域像を形成した。
その地域像の大きな特徴である人・モノ・情報・文化の流れを、政治・経済・文化などさまざまな視点を通じて執筆者それぞれの研究テーマから考究し、新たな三重の歴史的地域像を探る。

2023年10月25日刊行/A5判/304頁
定価 7,700円(税込)
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【目次】

序文(久保田昌希)
刊行にあたって(大会成果論集刊行特別委員会)

Ⅰ 求心―人・モノ・情報を引き寄せる―
斎王をめぐる情報の出入り―後朱雀朝斎王良子内親王の例を中心に―(松田 茜)
中世前期北伊勢を行き交うヒト・モノ・コト―『作善日記』を素材として―(石神教親)
伊勢信仰の地域的展開―峠の向こうに何がある―(西海賢二)

Ⅱ 醸成―地域固有の文化への展開―
古墳時代後期の横穴式石室からみた地域間交流(髙松雅文)
近世伊勢国における紙幣の存在形態と流通様相―山田羽書の発行構造と諸藩札の関係をめぐって―(千枝大志)
民俗行事の受容と伝播―伊賀地域のカンジョウナワ行事をとおして―(福田良彦)
東紀州沿岸地方の押しずし文化―食に映し出される人とモノの往来―(山本志乃)

Ⅲ 発信―三重から全国への波及―
中世後期における伊勢御師の様相 ―道者売券を中心に―(小林 郁)
近世後期の伊勢人 松浦武四郎による情報の収集と発信(山本 命)
三重県内の自治体史編さんと史料調査―一九八〇年代から四〇年間をながめて―(吉村利男)
暴動史観と英雄史観―伊勢暴動から東海大一揆へ―(茂木陽一)

第七二回(三重)大会の記録(大会成果論集刊行特別委員会) 執筆者紹介