『地方史研究』424号 第73巻第4号 2023年8月

地方史研究424号 第73巻第4号 2023年8月

目次

大会特集Ⅰ 〝川合〟と「里沼」―利根川・渡良瀬川合流域の歴史像

会告

2023年度(第73回)大会・総会について(1)
第73回大会を迎えるにあたって (2)

第七三回(館林)大会共通論題問題提起(3

1関東平野の中の“川合”と「里沼」―歴史の舞台としての自然環境―  澤口宏(4)
2縄文時代の遺跡分布傾向からみる“川合”の特色  宮田圭祐(8)
3赤岩堂山古墳と光恩寺の意義について  足立佳代(13)
4館林市陣谷遺跡から読み解く古代の土地利用と景観  関口博幸(16)
5多々良沼とたたら製鉄跡  市橋一郎(21)
6「鶏足寺世代血脈」の地域史料としての可能性  近藤聖弥(26)
7戦国期における沼の機能―下総関宿城を中心に―  新井浩文(30)
8“川合”地域の沼城の特性  飯森康広(33)
9“川合”地域と古河公方―御料所と奉公衆の所領・拠点の確認―  藤田慧(36)
10“川合”の関所と通船改  竹内励(40)
11日光脇往還館林宿の機能と周辺助郷村  秋山寛行(44)
12“川合”地域における政治領域の形成とその地域性―上野国邑楽郡を中心に―  川名禎(47)
13“川合”における水害と館林藩の対応  宮坂新(51)
14利根川・渡良瀬川合流域における自然環境と土地利用  関戸明子(56)
15群馬県東部、邑楽・館林地域における米と麦の食文化  横田雅博(61)
16川魚食は残った―川魚をめぐる社会的慣習の伝統と変容―  内田幸彦(64)
17渡良瀬川の大水と水塚・揚げ舟   板橋春夫(68)

第64回日本史関係卒業論文発表会 特別講座

共同研究の醍醐味  浅倉有子 (72)

第64回日本史関係卒業論文発表会 参加記(78

川田大晶  金井遥  篠原杏奈  小松和史  鈴木紀輝  土田宏成  森高恵史

動向 大会関連 陵墓問題 博物館問題

ぐんま地域文化遺産フォーラム2022「みぢかな歴史のつむぎかた―自治体史編纂へ向けた大字誌の可能性―」に参加して  作間亮哉(90)
京都府高倉天皇陵斜面地崩落復旧工事に伴う立会調査見学参加記   斉藤進 (93)
公益財団法人日本博物館協会主催「改正博物館法施行間近!~現場の視点で改正法のポイントを考える~」フォーラム参加記   尾崎泰弘(95)
改正博物館法アンケートの実施について 地方史研究協議会博物館・資料館問題検討委員会 (99)

展示批評

展示キャプションは「どうする?」べきか 桑名市博物館特別企画展「こうなる徳川将軍家 家康と千姫」を観覧して  湯谷翔悟 (109)
神奈川県立歴史博物館特別陳列「松平造酒助江戸在勤日記―武士の絵日記―」 仲泉剛 (112)
栃木県立美術館開館50周年記念 令和4年度企画展「「二つの栃木」の架け橋 小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く」 井坂優斗(116)

研究例会報告要旨(120

谷戸佑紀  荒木仁朗  川端蒼海

地方史の窓 (126)

新刊案内 (132)

各種委員会報告(140

事務局だより(143

声明 

日本学術会議声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議の場」を」(二〇二三年四月一八日)を支持し、日本学術会議法の拙速な改正に反対する声明(145)

受贈図書論文要目 (71, 89, 92, 108, 115, 119, 131)