316号(第55巻第4号 2005年8月)

第56回(敦賀)大会特集 敦賀―日本海~琵琶湖、風の通り道―
問題提起

水野 和雄 「奈良時代越前国府敦賀所在説の提唱―考古学の範疇を越えて―」
舘野 和己 「古代国家と敦賀」
水野 章二 「中世湖北の郡と領域」
福井 敏隆 「弘前藩の敦賀屋敷―津軽と敦賀を結ぶもの―」
野尻 泰弘 「若狭国における近世の徳政担保文言について」
澤  博勝 「西本願寺末寺支配における敦賀の位置―国郡制と領国の狭間で―」
宇佐美英機 「『近江商人』社会と商業慣行」
落合  功 「商品としての塩から、食糧としての塩へ」
左右田昌幸 「地域研究と本願寺所蔵の近世真宗史料」
青柳 周一 「近世における若狭・熊川番所の通行について
―『西国巡礼略打道中記』に見る―」
木戸  聡 「敦賀空襲と模擬原爆」
山口  徹 「敦賀大会への私の関心―思いつくままに―」
藤田 恒春 「近世前期琵琶湖の船支配と芦浦観音寺」
外岡慎一郎 「中世敦賀の諸相」
白石 仁章 「『親日国』ポーランド―接点としての敦賀―」
第46回日本史関係卒業論文発表会特別講座
小田 康徳 「近代日本における公害・環境問題の歴史と地方史研究」
第46回日本史関係卒業論文発表会参加記
増子 貴浩 「第一会場午前の報告を聞いて」
藤嶋 久志 「中世期の卒業論文を聞いて」
山田 康弘 「卒業論文発表会報告の論評と感想」
鈴木 将典 「卒業論文発表会・第二会場(午前)参加記」
高山 慶子 「近世史の卒論発表を聞いて」
細野健太郎 「第三会場午前の報告を聞いて」
鈴木茉利子 「一大学院生の参加雑記」
動向 史料保存問題
滝沢  繁 「中越地震と歴史資料保存の取り組みにかかわって」
斎藤  昭 「シンポジウム
『新潟県中越地震からの文化遺産の救出と現状』に参加して」
書評
高木 徳郎 「水野章二編『中世村落の景観と環境―山門領近江国木津荘―』」
加藤  章 「地方史研究協議会編『歴史と風土―南部の地域形成―』」
研究例会報告要旨・参加記
岸 由一郎 「地方史関係史料の保存と整理―加悦鉄道と新潟交通を中心に―」
中川  洋 「歴史研究者にとっての鉄道史料―岸由一郎報告に参加して―」
訃報
長谷川伸三 「小山靖憲氏の訃」