「改正博物館法に関するアンケート調査」の実施について
地方史研究協議会は、 これまで地方史研究の進展や歴史資料の保存・利用問題に取り組んできました。
加えて地方史・地域史研究の拠点である、基礎的自治体の歴史・民俗系博物館(以下、「地域博物館」)の動向に注目し、課題やあり方についても検討を進めてきたところです。
例えば、2014年に策定した「地方史研究協議会版地域博物館指標」は、本会が考える地域博物館の機能、役割を示したものです。
今次の「博物館法の一部を改正する法律」の柱である博物館登録要件の見直しは、とくに博物館相当施設・博物館類似施設が多い地域博物館にとって、大きな分岐点になるものと考えられます。
この新たな登録制度が、地域博物館間の二極化を招くようなことがあってはなりません。
また「文化芸術基本法の精神に基づく」役割が与えられた地域博物館は、地域の拠点として今まで以上に多様化・高度化がすることが求められます。
しかしその一方で、地域資料の収集保存や活用・公開など基礎的業務が疎かになっては本末転倒です。
そこで、今次の「博物館法の一部を改正する法律」の公布にあたり、皆様の率直なご意見を伺いたく、アンケート調査を実施します。
地域博物館にお勤めの方に限らず、地域博物館と地域史研究、資料保存の観点から、広くご意見をお寄せ下さい。
なおアンケート調査の結果は、今後本会ホームページで公開するととともに、本会の諸活動に活用してまいります(個人名や博物館名が特定されるような内容の公開は行ないません)。
▼アンケートフォーム(グーグルフォーム)
https://forms.gle/EHo9DQCQQgLYsTbi8
▼アンケート期間:10月1日(土)~12月31(土)
▼アンケート対象:会員、非会員を問いません