2013年 金沢大会 『〝伝統〞の礎―加賀・能登・金沢の地域史―』

2013年10月26日から28日にかけて、金沢市で開催された地方史研究協議会第六四回(金沢)大会の成果論集。 金沢を中心にして近世・近代に数多く創出される〝伝統〞。古代から現代の歴史を通して、その 〝伝統〞が生み出されていく歴史的背景や地域的特質について検討する。

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2014.10刊
定価7,344 円(税込)

目 次 
序 文 松尾美惠子

Ⅰ 〝伝統〞を創り出す舞台の形成
東四柳 史明「「能登国大田文」をめぐって 」
廣瀬 良弘「曹洞禅宗の地方展開とその住持制 ―永平寺・總持寺の両本山を中心に―」
森田 喜久男「加賀立国の史的意義」
石田 文一「戦国期加賀国の非真宗寺院について-山代荘慶寿寺と一向一揆・本願寺― 」
善端 直「戦国期能登七尾城下町と湊町―能登畠山氏の戦国期の政治拠点について―」

Ⅱ 加賀・能登・金沢の地域展開と〝伝統〞
塩崎 久代「中近世移行期における能登の寺社勢力と地域社会」
鶴崎 裕雄「中世・近世の地域支配と和歌・連歌の奉納―白山比咩神社奉納『白山万句』を中心に―」
和田 学「近世能登の職人について―七尾大工とその周辺―」
塩川 隆文「近世加越能地域における祭礼と芸能興行」
池田 仁子「近世金沢の医療―〝伝統〞の礎と社会史的意義を探る―」

Ⅲ近代における〝伝統〞の創出
宮下 和幸「明治初年加賀藩政における職制改革の特質」
山本 吉次「「大金沢論」と「市民」意識の涵養―第一回金沢市祭の政治的背景―」
大門 哲「「風景」化するマガキ―秘境ツーリズムと能登半島―」

第六四回(金沢)大会の記録 大会成果刊行特別委員会
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