2012年 東京大会 『地方史活動の再構築 新たな実践のかたち』

地方史活動における新たな課題、その解決に向けた取り組みや方法について、さまざまな地域やそれぞれの現場の声をもとに検証し、これからの「地方史活動」のあり方を探る。
2012年10月20~22日に東京で開催された、地方史研究協議会第63回大会の成果論集。

taiakai111 雄山閣
2013.10刊
A5判・278頁
定価6,930円(税込)

 

I 地方史研究の現状と課題
石尾和仁「「連携」に探る地方史研究団体の新しいかたち-徳島地方史研究会の取り組みを中心に-」
楠瀬慶太「地域再生の歴史学-地方紙記者からの提言-」
青木歳幸「総合学としての地方史研究にむけて-地域歴史文化研究センターの実践から-」

II 地方史活動の広がり
小谷利明「新しい学びのかたちを求めて-八尾市立歴史民俗資料館の活動-」
加藤隆志「地域博物館の活動から捉えた地方史の展開と課題」
早田旅人「地域住民による「地方史活動」と地域博物館-平塚市博物館歴史系サークルの活動を通して-」
北村敏「地方史研究の愉しみ、そして可能性-まちと暮らしの中で-」

III 地方史資料の新たな可能性
高木秀彰「市町村アーカイブズの役割-地域のコンシェルジュをめざして-」
吉田律人「関東大震災と地方史の教訓-横浜市史の編纂過程を中心に-」
毛塚裕之「地方史活動と学校教育-その現状と可能性-」

IV 公開講演
中尾堯「寺院文書の構造的把握」
森安彦「幕末期江戸周辺地域史論-武士と農民との婚姻関係を中心に-」

東京大会の記録(大会成果刊行特別委員会)