2016 信越国境の歴史像-「間」と「境」の地方史-

「間(あわい)」とは、地域を構成する様々な要素から成り立つ、相互に密接な関係性を保ちながら時代を越えて形成された空間である。「境(さかい)」とは 空間を二分する機能をもつ、自然地形をもって引かれた国の境である。「境」が「間」に影響するのか、「間」が「境」へ変化を与えるのか。「境」を挟みつつ展開する「間」の世界に分け入り、地域の歴史をつむぎ上げる。

【10月20日発売予定】信越国境の歴史像―「間」と「境」の地方史― 雄山閣

2017.10刊

定価7,344 円(税込)

 目次
序文 廣瀬 良弘
刊行にあたって―大会成果論集刊行特別委員会
地方史研究協議会第六七回(妙高)大会 大会発表関連略年―大会実行委員会

第一章 「間」の特性と「境」
笹本 正治「国境を越える信仰―妙高山と越後・信濃」
遠藤 公洋「中近世の戸隠山とその信仰―「離山」と配札を手がかりに」
大楽 和正「エゴ食文化にみる越後と北信地域」

第二章 「境」の形成と「間」
原田 和彦「北陸道の越後国と東山道の信濃国」
福原 圭一「戦国時代の戦争と「国境」」
前嶋 敏「近世初期藩領の形成と越後国・信濃国―松平忠輝期を中心に」

第三章 「境」の画定と「間」
松尾美恵子「元禄の国絵図作成事業と信越国境の村々」
小酒井大悟「信越国境と在地秩序 ―寛文年間を中心に」
荒川 将「信越国境と戊辰戦争 ―「浪人騒ぎ」をめぐる緊張と対応」
宮澤 崇士「明治期長野県の合併・分県・移庁論 ―交通インフラ整備と地域内対立」
大会成果論集刊行特別委員会「大会の記録」