2008年 茨城大会 『茨城の歴史的環境と地域形成』

多様性を内包する「茨城」の実像
様々な地域社会が成立する歴史的環境を析出し、それが時代状況の変容と向き合う諸相を総体的にとらえる中から、「茨城」の地域性を問い直す。

20083 雄山閣
2009.10刊
A5判・218頁
定価6,930円

公開講演
鈴木暎一「徳川光圀とその時代」
北原 進「寛政の棄捐令をめぐって」

I 茨城をめぐる地域認識
中村光一「律令国家東北経略と常陸国―鹿島苗裔神の陸奥鎮座をめぐって」
佐竹輝昭「近世初期における徳川領国と旧佐竹領」
桐原健真「「常州水府の学」としての水戸学―会沢正志斎を中心に」

II 地域社会「茨城」の展開
高橋 修「「常陸守護」八田氏再考―地域間交流と領主的秩序の形成」
籠橋俊光「水戸藩中間支配機構と「隠密」」
岡部真二「地方都市の河岸をめぐる近世から近代―霞ヶ浦西岸の土浦町を事例として」
立石尚之「富をもたらすもの災厄をもたらすもの―茨城県におけるコトヨウカの諸相」

第59回(茨城)大会の記録