『拠点にみる相武の地域史―鎌倉・小田原・横浜―』
人・モノ・情報が集中し、拡散する場としての「拠点」。それを代表する鎌倉・小田原・横浜を舞台に、拠点の形成過程、役割・機能、交流等を多面的に考察する。時代ごとの拠点の歴史的展開を明らかにし、相武の地域性に迫る。
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2019年10月刊行
定価 7,480円
【目次】
序文 廣瀨 良弘
刊行にあたって 大会成果論集刊行特別委員会
公開講演
中世後期の丹沢山域と相模川 久保田 昌希
近世神奈川県域の地域文化とその展開 五味 文彦
Ⅰ 古代・中世の拠点「鎌倉」
六・七世紀の南武蔵におけるミヤケとその周辺 堀川 徹
中世都市鎌倉の宿所について 松吉 大樹
武蔵国鶴見寺尾郷絵図と拠点 武田周一郎
Ⅱ 中世・近世の拠点「小田原」
戦国都市小田原の個性 佐々木健策
近世後期小田原藩領における炭の生産と流通―足柄上郡谷ケ村を事例に― 桐生 海正
Ⅲ 近代・現代の拠点「横浜」
幕末期三浦半島における軍事拠点の形成―浦賀・大津を中心に― 神谷 大介
築港計画にみる港都横浜の拠点形成 青木 祐介
「挙市一致」市政の底流―日清戦後の横浜政界における「地商提携」論― 伊藤 陽平
横浜市鶴見区における沖縄出身者集住の歴史と展開 山口 拡
大会の記録 大会成果論集刊行特別委員会
執筆者紹介