「ふくしまの未来へつなぐ、伝えるⅡ ―地元から立ち上がる資料保全と歴史叙述―」

ふくしま歴史資料保存ネットワークでは、2013年2月のシンポジウム「ふくしま再生と歴史・文化遺産」を皮切りに、懇話会・シンポジウムを継続的に開催してきました。
2017年6月のシンポジウム「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」では、長期避難を余儀なくされた原子力災害の被災地域を中心に、保全と継承が喫緊の課題となっている地域資料のうち、歴史資料、震災遺産、民俗芸能、民俗技術などに関する新たな取り組みを紹介し、展示発表とあわせて具体的にわかりやすく現状と課題の発信と共有をはかりました。
被災地では地域資料・震災遺産の保全に向けてさらなる取り組みが進展するとともに、地元住民が自ら身近な地域の歴史を記録し叙述しようという動きも活発になっています。地域の歴史・文化遺産を護り伝える上で、地元住民たちの主体的役割は極めて重要です。それは被災地であるか否かを問わず、福島県内の諸地域、さらに全国各地において共通する課題でもあります。
今回のシンポジウムでは、「地元から立ち上がる資料保全と歴史叙述」をテーマに、福島県内各地で活動に取り組まれている方々のお話を伺いながら、「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」ために必要なことは何か、ともに考える機会にしたいと思います。多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

チラシはこちらふくしまの未来へつなぐ、伝えるⅡ

日時:2018年4月21日(土) 13時~17時30分(予定)
会場:郡山市民プラザ大会議室(郡山市駅前二丁目11番1号 ビッグアイ7F)
入場無料、事前申込不要
主催:ふくしま歴史資料保存ネットワーク
共催:科学研究費補助金基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立―東日本大震災を踏まえて―」(研究代表者・奥村弘)研究グループ、公益財団法人福島県文化振興財団
後援:福島県教育委員会、郡山市、郡山市教育委員会、大熊町教育委員会、
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター、福島大学資料研究所、
福島民報社、福島民友新聞社、河北新報社

<日程>
12:15 受付開始
13:00 開 会(司会 本間宏:公益財団法人福島県文化振興財団)
    問題提起(阿部浩一:福島大学)
13:10 基調講演:西村慎太郎(人間文化研究機構国文学研究資料館)
13:50 成田裕(大熊町教育委員会)
14:10 <休 憩>
14:30 鎌田清衛(大熊町、おおくまふるさと塾)
14:50 佐藤俊雄(飯舘村、飯舘村社寺文化財調査記録実行委員会)
15:10 藤田正雄(矢吹町、矢吹町歴史民俗資料館建設を願う会)
15:30 大河峯夫(郡山市、郡山地方史研究会)
15:50 <休 憩>
16:00 意見交換(司会:阿部浩一本間 宏)
17:30 閉 会