日時:2024年6月1日(土)13:00-17:00(開場12:30)
会場:くまもと県民交流館パレア9階 会議室1
(熊本県熊本市中央区手取本町8-9)
https://www.parea.pref.kumamoto.jp/access.html
内容:被災文化財の保存と活用―熊本から考える―
杉井 健 氏「熊本地震で被災した古墳の復旧―その現状と課題―」
三澤 純 氏「被災史料が語る井寺古墳―未指定文化財と国指定文化財とのあいだ―」
今村 直樹 氏「細川家歴代当主甲冑の「発見」―被災文化財研究の可能性―」
*諸事情により報告者が変更となりました
主催:地方史研究協議会・熊本史学会
協力:熊本被災史料レスキューネットワーク
【趣旨】
2016年4月の熊本地震における文化財の被災は甚大でした。熊本では、発災直後から熊本被災史料レスキューネットワークが活動を開始し、その後、官民が一体となった「文化財レスキュー事業」や「文化財ドクター事業」が実施され、未指定を含む多くの文化財が救出されました。民間の歴史資料保全運動と、国や県などの文化財保護行政が本格的な協力体制をとったのは熊本が初めてであり、画期的な事例となりました。
しかし、熊本の被災文化財の現状をみれば、多くの課題も浮かび上がっています。難航する被災古墳の復旧、動産文化財・不動産文化財それぞれの知見を共有する仕組みづくり、未指定文化財の悉皆的把握、指定文化財の活用のあり方などです。これらは、2019年の文化財保護法改正など、地域の文化財をめぐる環境が変容する現在、重要な問題となっています。今回の地方史研究協議会・熊本史学会の合同企画例会では、熊本地震等の被災文化財の保存と活用をめぐる現状と課題を共有し、今後の可能性を展望したいと思います。
【会場アクセス】
JR熊本駅から
・市電:23分(「水道町」電停下車)
・熊本都市バス、九州産交バス、熊本電鉄バス、熊本バス:17分(「水道町」バス停下車)、15分(「通町筋」バス停下車)
・タクシー:15分
熊本空港から
・九州産交バス(空港専用リムジンバス)で40分、「通町筋」バス停下車
※地震や天候などに伴う諸事情で予定変更の場合があります。
チラシはこちら → 2023年度第5回研究例会(熊本史学会との合同企画例会)
【問い合わせ先】
地方史研究協議会 研究小委員会
kenkyu■chihoshi.jp(■を@に変えて送信ください)