地域と歩む史料保存活動 ―越佐歴史資料調査会の20年とこれから―
越佐歴史資料調査会が平成29 年(2017)8月に結成20 年を迎えられたことを記念して、合同で研究例会を開催します。同調査会は、新潟県内で地域に遺る歴史資料の調査・整理を中心に、長期にわたっ て活動を継続されており、多くの成果を上げています。これらの活動を振り返り、その成果と課題について考えます。地方史研究協議会では、歴史資料の保存・利用活動を地方史活動の柱として位置付けてきましたが、同調査会の活動の成果と課題を共有することは、各地で活動を続けている数多くの地域史料調査会の今後の活動に資することにつながるものと思われます。
近年、自然災害、過疎化、町村合併などにともない、民間所在史料の散逸が特に危惧されています。このような状況において、どのような史料保存・利用活動が必要なのでしょうか。各地域においてさま ざまな活動をされている方々にお集まりいただき、今後の地域における史料保存・利用の活動のあり方 を考える場にしたいと思います。
【日 時】2017 年11月4日(土)13 時~17 時(開場12 時30 分)
【会 場】長岡震災アーカイブセンターきおくみらい多目的ホール
住所:新潟県長岡市大手通2―6フェニックス大手イースト2階(電話 0258―39―5525)
交通 :JR長岡駅徒歩5分、関越自動車道長岡ICから車で約15 分
【内 容】
報告1 長谷川 伸氏 「地域と歩む史料保存活動―越佐歴史資料調査会の20 年を振り返る―」
報告2 鈴木 秋彦氏 「越佐歴史資料調査会と自治体との連携―新発田市蔵光・滝谷調査の事例を通して―」
報告3 西村慎太郎氏 「地域歴史資料保存の課題―越佐歴史資料調査会に学んだこと、できなかったこと―」
報告4 新井 浩文氏 「地方史研究と地域史料調査会」
質疑・討論
【参加費】500 円(資料代)
【後 援】長岡市教育委員会
※見学会「越佐歴史資料調査会の調査地を歩く」を11月5日(日)午前に新潟県魚沼市守門地区で開催します。合同研究例会の当日に申込みを受け付けます(15名限定、無料)。
関連の展示会「古文書が語る守門のくらし」については、『地方史研究』389 号(2017 年10 月)の 「地方史の窓」欄をご覧ください。
※詳細は後日、ホームページに掲載します。