第1章 なぜ資料保存なのか
民具の収集・保管と博物館 加藤 隆志
民間所在資料の保存をめぐって
―地方文書の整理と保存― 桜井 昭男
考古資料の保存について 池田 悦夫
資料保存機関には地方史研究が必要である 白井 哲哉
第2章 資料保存の現在
指定管理者制度と公立博物館の民間管理 浜田 弘明
平成の市町村合併と資料保存
―熊本県天草市の事例― 平田 豊弘
災害と歴史資料保全 松下 正和
過疎化地域の資料保存問題と地域史研究 橋詰 茂
地域の過疎化と資料保存―大分県の事例― 平井 義人
電子文書の保存と地方史研究 太田 富康
第3章 資料保存の未来
「専門職」とはなにか 福島 幸宏
「公文書管理法」をめぐる動向と資料保存 小松 寿治
博物館法改正と地域博物館・資料保存 渡辺 嘉之
資格認定制度や法改正などをふまえてみる今後の動向
―文書館をめぐって― 鎮目 良文
新潟県中越大震災と資料保存
―長岡市の場合― 田中 洋史